第十九話 専業主婦48歳 マキの場合
普通の性生活をしているだけでは自分の本当の性癖を知ることは出来ない。
多くの女性が自分の本当の性癖を知ること無く人生を終える。
だが、偶然をきっかけに自分に眠っていた変態的な性癖に気付くことができる女性もいる。
今日の女、マキ(専業主婦48歳)は偶然の出来事をきっかけに自分の中に眠っていた変態的な性癖を自覚することができた幸運な女性だ。
近所の老人からセクハラ行為を受けてしまったマキ。
その現場を目撃していた好青年に助けてもらうことが出来たマキだが、思い出すのは助けてくれた彼のことではなく、セクハラ老人の嫌らしい手付きのことばかり。。
自分の変態的な性癖を認めたマキは、この欲求を解消するためにテレクラを利用してその深みにハマっていく。
48歳の主婦(真紀子)です。
毎年誕生日を迎える度、オンナであることを思い出すんです。
それはとっても悲しいこと。
だって普段はオンナとしてみて貰えてないってことでしょ。
子供たちからお母さんって見られるのは、当たり前のこと。
だけど夫からお母さんって見られるのは、正直言って悲しいの。
もう何年も名前で呼んでもらってないし(グスン)。
しつこく絡んでくるお爺ちゃんから助けてくれた王子様
ある日、買い物帰りにお爺ちゃんにしつこく絡まれたことがあったんです。
挨拶してくれたので、それに笑顔で返したのが原因かもしれません。
すると気をよくしてしまったのか、話しかけられてきちゃって。
機会を伺って帰ろうとすると、強引にお茶に誘われてしまって。
どさくさで手を握られたり体を触られたりともう大変。
すると突然、王子様が割って入ってきたんです。
20歳くらいの大学生風の男の子、すごくカッコ良くって私、キュンキュンしちゃいました。
無事にお爺ちゃんを追い払った後に、私の両肩をもって「大丈夫ですか?」だって。
恋しちゃうわ、そんなことされちゃったら。
自分の性癖を自覚してから始めたテレクラ
私ってもしかして変わってるかも、そう思ったのが自宅で自分を慰めてる時のこと。
あの男の子よりも、あのスケベなお爺ちゃんの手の感触を思い出して感じちゃってたの。
自分でもびっくり、少し自己嫌悪気味になるわよそりゃ。
でも自分と向き合う良いチャンスだと思って、その癖と向き合うことにしたの。
そうしたら、なんだか吹っ切れちゃって。
私、気が付くとテレクラを始めてたの。
満たされたわ。
毎日がとっても楽しかった。
私をオンナとして見てくれる男性ばっかりだもの。
それに誰もが性欲の塊で、思いのままに欲求をぶつけてくるの。
もう燃えるわよ。
エッチに乱れて感じて、ああこれが本来の私なんだって実感しちゃった。
潤いって言うのかしら、枯れ果てたアソコが蘇ってきたの不思議でしょ。
すると肌のツヤも良くなって、心なしかオッパイも張ってきたり、体つきも女性らしさが出てきたの。
傑作なのが夫。
私が浮気してるんじゃないかと疑い始めたの、今更なによってね。
でも自宅で遊べるテレクラならアリバイも完璧だし、浮気にならないわよね。
テレクラで出会った同世代の男性と連絡を交換
何か月か続けてると特定の男性と仲良くなれるの。
そんな男性とは二人っきりで楽しむの。
お誘いに付き合ってあげるって言うのかしら。
「特別」って言葉に男の人は弱いのね。
ある男性Aさん(アキラ)、同世代の方なんだけど、とってもイヤラシイの。
ずーっと卑猥な言葉ばかり。
普通の女性なら嫌になるでしょうね。
でも私も変態。
卑猥の沼にハマりたいタイプ。
「もっと言ってぇ~!」って、オナニーしながらいつも叫んでたわ。
それでAさんとは、連絡先を交換したの。
そこまでするつもりはなかったんだけど・・・。
その後からかしら、Aさんから送られてきた動画には、Aさんのオナニーしてるところが映ってて。
こんなにマジマジと男性のあの行為を見るのって初めてだったの。
食い入るように、何度も何度も見ちゃったわ。
そして乾く暇がないくらい、その日は寝ても覚めてもクチュクチュさせてた。
テレフォンセックスからテレビ電話エッチに
頻繁にAさんから送られてくる動画が楽しみだったわ。
でね、ある日突然Aさんから、「私の動画も見たい」って言ってきたの。
「やだ~恥ずかしい、さすがにそれは無理」って拒否したわ。
だって・・・。
引き下がらないAさんのプッシュは凄くて、アソコが付き上げられてるようだったわ。
でも今は便利な機能があるじゃない。
ビデオ通話よ。
会話とテレホンエッチはいつもの事。
それをビデオでやり取りしちゃえばってAさんは考えたのね。
まんまとヤラレタわ。
Aさんお得意の卑猥な言葉で私をその気にさせるの。
私、ダメね。
簡単に許しちゃうの。
最後には「欲しい欲しい」ってAさんにオネダリしてたわ。
Aさんとは遠距離なんで今は会えないの、でもいつか必ず会おうって約束済み。
その日を夫に内緒で待ってるわ。